No.012

横須賀ガジェットラボの事例発表会 報告

自社製品開発を目指して地道に活動している横須賀ガジェットラボの事例発表会に参加しました。
UECインキュの方々で試作が必要な場合など,力になってくれる可能性がありますので,その模様をご報告します。

横須賀ガジェットラボは,2013年3月にスタートした「0次試作」の技術者ネットワークです(わりとバーチャルな感じ?)。
http://gadgetlab-yokosuka.net/

報告は次の2件です。

開発事例1
『マルチコプターを使った放射線検出器の開発』
発表者 UECの中嶋信生先生とサイエンステクノロジー( http://scie-tech.jp/ )の深澤正大氏
内容 マルチコプターとは稼働翼が複数ついた飛行体。具体的には,モーター駆動で4つのプロペラを回し,コントローラーで上下左右の動きをコントロールするもの。このマルチコプターに放射線量計,GPS,データ記録装置,電源を搭載する。
目的は,土地の残留放射線の現状を点や線ではなく「面」で捉えること。面で測定することにより,高い放射線量を出すスポットの所在を正確に捉えることができる。
テストは福島県双葉郡川内村の200m四方のゾーンで実施。
テスト調査の結果,放射線物質を入れた袋を仮置きしている場所のどの箇所が周辺より高い放射線量を出しているかを特定することができた。
課題としては,操作性の向上(誰でもコントロールできる容易さ),機体の高さ(1m)の安定的な維持システムの必要性などが出てきた。
いずれにしても,今回,UEC(中嶋先生)の通信技術とサイエンステクノロジーのものづくり技術によってマルチコプターでの放射線測定が可能であることが示された。

開発事例2
『肌評価システムのマイコン版の開発』
発表者 神奈川歯科大学助教の印南永氏とアイム( http://im-aim.com/ )の青木茂氏。
内容 骨粗しょう症など骨を対象に発達した画像工学解析手法を肌の皮の構造解析に応用する。肌質を科学的に評価して健康やケアについて正確なコンサルティングが可能となる。これまでの方法では,術者の熟練度によって見解に差異が生じたり,コスト高,結果が出るまでのデータの処理時間の長さなどのネックがあった。これが印南先生らのシステムを用いると,簡単・低料金・高品質・短時間で肌評価が可能になる。

ファブラボ関内の紹介 ( http://fablab-kannai.org/ )
発表者 ファブラボ関内ディレクターの大和田健一氏
3Dプリンターの製作とデモ 合同会社SHC設計( http://www.shcsekkei.net/ )の増田恒夫氏。 

写真
増田氏が製作した3Dプリンターほか。

日時:2014年3月10日(月)15:00~20:00
場所:横須賀市産業交流プラザ 第1研修室
(横須賀市本町3-27 横須賀芸術劇場3F 京急汐入駅前)
主催:横須賀市産業振興財団