No.010

日本ナレッジマネジメント学会でインキュHP活動を発表しました

3月8日に横浜国立大学で日本ナレッジマネジメント学会の第17回年次大会がありました。
「連結化から始める知識創造―ホームページの戦略的活用」というテーマで電通大インキュHP活動を事例として取り上げ,紹介しました。
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日 時:2014年3月8日(土) 9:30~17:30
場 所:横浜国立大学キャンパス 経営学部講義棟1号館 Bトラック会場 1階106教室
大会テーマ:経営者の知―ネットサービス型産業化への転換―
司会・コメンテータ:加藤 鴻介氏(金沢工業大学教授)

14:50-15:30 報告3 安部 博文(電気通信大学)
テーマ:連結化から始める知識創造―ホームページの戦略的活用

 

【発表の概要】
インキュのHPを本学ベンチャー支援部門の活動を学内外から一望できる場にするという活動プロセスでの気づきを理論モデル(知識創造理論のSECIモデル)を使って説明する,というものです。
この取り組みの狙いは,インキュ企業各位,本学の学生にとって有用なHPであり,かつ,外部から見てもコンセプトと活動内容が理解できるコミュニケーションの場作りです。
得られた気づきは,HPで活動を一望できるようにするには予想した以上のエネルギー(労力やコスト)がかかる,ということ。その経験から,企業や団体で分かりやすいHPを作っているところは組織的な意図と体制がある(戦略がある)ことが分かります。
もう一つ,作ったHPを多くの人に見てもらうための仕掛けづくりという問題がある,ということにあらためて気づきました。

連結化はSECIモデルの用語です。SECI(セキ)は暗黙知と形式知の相互転換によって,次の4つのモードができます。Socialization(共同化=暗黙知から暗黙知へ。同じ場で同じ経験をすることによって言葉によらず伝わるものがある),Externalization(表出化=暗黙知から形式知へ。伝わったものを文書や図表にする),Combination(連結化=形式知と形式知を結びつけて製品やシステムにする),Internalization(内面化=形式知から暗黙知へ。一連の経験を通して感じるものや気づきを得,次のステップに進む)。

連結化から始める,という意味は,ベンチャー支援部門が行っている以下の6つの活動をHPで一望できるようにする,ということです。
1 インキュベーション施設で電通大発ベンチャーを育成。
2 ベンチャービジネス概論(学部3年生),ベンチャービジネス特論(大学院1年)の2講義。
3 学外でのビジネスプランコンテストへのチャレンジ。
4 アイディアコンテスト(6月4日に実施)。
5 ベンチャー創出と育成を目的とする新産業創造基盤技術研究(光・電子デバイス,ロボティックス,情報)。
6 ベンチャー・事業化シーズ創出支援事業(ファンド)。