人について

(1) 大切なポイント
<その1>
学習意欲の高さ: 情報技術の世界は進歩が激しい。これだけ勉強しておけばこの先10年は大丈夫という発想ではもたない。情報技術が好きな人間から見ると,非常に豊かな世界が広がっている状況。義務で仕事をするのではなく,好きで仕事をする人が良い。当社が求める人材像は即戦力ではなく生涯学習ができる人。好きでもないことを我慢してやりながら競争に勝てるほど世の中は甘くない。好きだから放っておいても自分で調べて勉強に行って知識を増やしていく人には勝てない。追いつかなくなる。根性論が通用しない。
我われはクラフトマンシップの世界で生きているので,この世界が好きな人と一緒に働きたい。

<その2>
自分が作った成果を世の中に向かって発表することに前向きであること。リリースすると批判も返ってくるけれども,実際はそれが刺激になって開発がもっと進みます。結果的に作ったものがより良くなる。可愛い子には旅をさせよ,という言葉があるように(笑い),愛着を持って作り・思い切って外に出すことの大切さが分かっていることが大事だと思います。

(2) 学生へのメッセージ
<UECの学生へ>
上記の「その1」が大事。義務感ではなく苦に思わずに勉強できる好きな領域を見つけてください。何をやろうが正解が分からないのがこの世界です。であればやりたいことをやる方が集中できるので成功確率は高いのではないか。そもそもUECを選んだのはエンジニアリングが好きだからでしょう。だったら3年生までに色々なことに手を出しながら興味のある分野を探してはどうだろう。授業が始まる前の履修登録期間にはできるだけたくさんの研究室を回ってどんなことをやっているのか知ると良い。アカデミックな勉強は大学という環境であればこそ可能です。教科書を読んで勉強することもできるかも知れませんが,専門家に解説を聞きながら勉強できる環境は大学のほかにありません。実践的な勉強は仕事をしながらでも可能ですが,根本的なことを考える学問をやれるのは大学です。

<高専の生徒へ>
上記の「その2」を強調したい。私の時,高専の生徒は内弁慶が多いなという印象があった。仲間と一緒に何かを作って外に出して評価を受けてみよう。コンテストでも未踏でも良いから挑戦して欲しい。